20101128更新
各種メダカの紹介
2010年新種を随時発表予定(いつになるやら?)
各種メダカ
トップは、何と言っても透明メダカだ!
名古屋市東山動物園世界のメダカ館協力の透明メダカ(左)、右は白メダカ
動きの早いメダカを撮影するのは、けっこう難しい。
私が撮影した透明メダカの写真は、メダカ館にも渡してある。しかし今頃は、もっと鮮明な撮影に成功していると思う。
この撮影時には、過去の撮影写真に負けてなかったように思ったが。撮影用の別水槽を使い、より良い資料を残すべきだと思う。
メダカ・色素細胞の組み合わせ
観賞用メダカの種類は増えたが、原種となっているのは黒メダカ。
体色が、黒、黄、白、虹の各色素胞から成り、色素胞のバランスを変えることで色の違ったメダカが生まれる。黒、緋、白、アルビノ、透明、青などのメダカが遺伝子的に固定化された固体や、更に改良され、背中にもお腹と同じ虹色色素胞を持つ光メダカ(背側の組織決定が正常に起こらず腹部化してしまっている突然変異体)や、背骨が縮んだダルマメダカなど。今後も種類は増えるだろうが、見分けにくい固体も多いだろう。
緋メダカ
日本で最初に観賞用カラーメダカとして飼われたのが緋メダカ。一見、外来種と思われがちだが、クロメダカの突然変異。クロメダカからごくまれに生まれ、黒の色素を持たないオレンジ色をしている。
江戸時代に見つかり、同じ色のメダカ同士を何世代も繰り返し繁殖させることで、現在のように種が固定化された。
一九九四年「人間と同じ脊椎動物が、宇宙で初めて産卵に成功した」ことで有名になった宇宙メダカは、緋メダカから選抜されたもの。江戸時代から観賞用として養殖されてきた緋メダカは、黒メダカから黒色素胞をほとんど除いたもので、黄色も除くと白メダカになる。更に、目玉の黒も無く赤い目のメダカはアルビノメダカ。クロメダカから、黄色だけを少し減らすと青メダカになる。ただ、品種改良が続き、微妙な違いを判断できない固体が多い。
濃い楊貴妃左とスーパー楊貴妃右
濃い楊貴妃は、色揚げ餌と日光浴で一時的に濃くなるが、2010年スーパータイプは、色が安定している。
突然変異のメダカを選抜して交配させ、次々と誕生している特殊メダカ。中でもヒメダカを濃くしたような色に改良されたのが、通称「楊貴妃」(めだかの館で命名)だ。このように個性的な名前を付けられたメダカは多い。
目、エラ、腹部など特に保護が必要な部分には虹色素胞が多く、内側は黒色になっている。その保護部分の色素胞も除いたものが透明メダカで、内蔵まで見える。
スケルトンと透明は違う
2006年、ブームになったスケルトン・メダカは、エラ部分の赤い血管が見えるが、内臓までは見えない。
透明メダカは量産されていないが、名古屋の東山動物園・世界のメダカ館で見ることができる。
おかしなのは、
クロメダカとブラックメダカも違う
クロメダカは、一般種の和メダカで、ブラック・メダカは炭黒なのだ。模様や体形も違う。ブラックには、背中の太いラインが無い(正確には見えにくいかな)。カラーメダカの黒となる。
遺伝子組み換えが問題となった蛍光メダカは、発光クラゲから緑色蛍光タンパク質の遺伝子を組み込んだものが代表的。
今後更にメダカの種類は増えていくが、観賞用に作られたメダカは、自然界へ放流するために生まれてきたのではない!
これが日本のクロメダカ(和メダカ)だ!
下が雄で、尻びれが四角く大きい。背びれ後ろに切れ目があるのも雄の特徴。
上の雌は、尻びれが三角っぽい。
繁殖期になると、雄が雌の下を泳ぎ、チャンスを窺うのだ。
オスは、大きな尻びれと切れた背びれでメスを抱き寄せ、ヒレを微妙に振動させ、産卵を促す。
上は新居浜近藤さん宅の眼前メダカ2009年誕生と、右は体内光
上は四国中央市の川上さん作とグループ作も
左はスモールアイのピュアブラックが出目となり水泡眼も。
右は、上が「紅水晶」(2010年春)下は川上さんらグループで作り上げた「愛姫」(2009年春)
上は色の濃い東天光(左)と、各種出目パンダ(癒しメダカ山本)の上が「茜一光」(2008年4月作)
我が家で生まれたメダカ達
2009年白光ダルマ
約20個の卵をぶら下げて泳ぐピュアホワイト光ダルマ。日のあたる場所なら産卵は11月下旬まで続く。
2008年生まれ 新種なし
東天光のオレンジ系(上)と黄金系
スノーダルマAAA(下)
アルビノのエラ部分が虹色色素欠乏した光系メダカ(左)
2005年生まれの一等星
ピンク出目ダルマ
JPMの優等生、超黄金ダルマ!! とても美しい
JPM金色ダルマ
メダカの
名前は、正式登録されていない。いわゆる流行的名称で、本来は色や体型で区分する。
各業者がオリジナルな名前を考案しているだけなのだ。
JPMメダカの名前は、私が決める。みたいなネットの世界特殊メダカは、微妙に違うから、それでいいのだ。
ダルマメダカ
ダルマメダカ(fused突然変異体)はTS(温度感受性型)突然変異体。
MOPPYさんからの情報では、
「一応発生中盤(ステージ22:4日目位?)が脊椎伸張に必要とされていてこのときに28度だと融合しやすい(26度だとあまりしない)ということらしいです。発生は個体ごとに結構ずれるので24時間温度管理しておくのが良いと思います」とのこと。
上左から、ブルー・ホタル・ダルマ、純白・アルビノ・ホタル
ホタル=光メダカの特徴は、背中に虹色素胞があり、尾びれの先が平らではなくとがっている。
ダルマは、縮骨種であり、背骨が曲がって短いのは別。背筋が直線で、背びれ部分がこぶ状に発達しているものが良形
JPMのヒレは大きい
トップの透明メダカや白メダカは、原種の黒メダカとひれが似ている。
しかし、JPMの場合は背びれや尻びれが大きいため、雌雄の見分けが難しい場合もある。
とても優雅な、ピンク・ホタル・ダルマと、超光スカイブルー(シルバー・メダカ)の半ダルマ
超光とは、普通のホタル・メダカより、更に虹色素胞が広く光反射が美しい。
上は、2007年生まれの自信作
超ピュアホワイト・アルビノ・ホタル・半ダルマ(左)と、
シルバー半ダルマです。
銀河メダカ
なぜか銀河系が2007年は人気の年だったような。個人的には、売れ筋となっている人気ほどは評価はしていない。
ルビーアイ
あまり鮮明でないが、純白アルビノホタルから生まれる超特別種の“ルビーアイ”
上写真は、同じメダカを連写し、上下0.6秒の変化。
アルビノの赤い目が、ルビー色に変化し、また赤くなるのだ。
我が家に現在5匹。背骨正常のものもいるが、撮影できたのはこれ。
普通のクロメダカで生まれていれば、人生変わっていたかも?
外来種ではなく、和メダカからの奇形なのだ。
黒から白子(アルビノ)になり、光を背負う、更に純白になり、次はダルマになろうとしているルビーアイ。
まだ、純白アルビノ光ダルマ系のルビーアイは我が家にいない。
神秘的なアルビノ 上左はピュアホワイトアルビノホタルで、右がスケルトンアルビノホタル。
どちらもオスだが、体形は異なる。
上Pは、黄金・ホタル・半ダルマ、東天光や楊貴妃の半ダルマ
楊貴妃は、薄いヒメダカにヒレのラインが濃いもの。それに光が加わると東天光
東天光
とても神秘的なメダカです
「霊幻緋」
琥珀メダカ
上の琥珀メダカも撮影が難しい。GWか透明な水かで、かなり色が違って写るのだ。
もちろん太陽光の有る無しでも違う。
体の中心部がスカイブルーで、外にヒメダカのラインがあり琥珀に見える。
どのメダカも名前勝ちのような感もあるが…。人の好みもある。
あまり生まれてこないので、かなり高値で売られている。
上左は、一般的なヒメダカのホタル。右は、
同じヒメダカ系でも楊貴妃系のラインが入り、スケルトン系で背骨横の血管がはっきりと分かり、エラが桜になっている。東天紅系スケルトン
2006流行のスケルトン(桜メダカ)
上左から、スケルトン・アルビノ・ホタル スケルトン・スカイブルー
その他、多数アップ予定。お楽しみに
「2010年現在の表現では、上クラスで透明鱗と呼んではいけない。毎年基準が厳しくなっています」
これは見事なショット
メダカ仲間のげんさんが撮影した緋メダカだ。
これは、マスコミでも話題になった?ベストショット。
とり妻・夫ファミリーは、メダカの館?
とり妻さんのメダカ(上)。左から純白・ホタル、アルビノ、蛍光メダカ(貴重な写真だ)
とり妻・夫ファミリーの
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